2018年7月24日火曜日

2018/7/23 忠彦丸 ショートLTタチウオ

船宿:忠彦丸(出船7:30沖上がり13:00)
船長:安田船長
ポイント:第二海堡(海面~20m)~走水前(30~50m)
潮回り:若潮(干潮07:29満潮14:34)
天気:晴れ
タックル:シマノ ライトゲームCI4 H200 + 電動丸400C
仕掛け:ラインPE1.2号 錘30号/60号 ハリス8号 鈎 がまかつ ケン付きタチウオST-R1/0

連日爆釣が続いてる東京湾のタチウオ。
このフィーバーに乗らぬ手は無いと混雑する土日を避けて平日に単独出撃。
タチウオは、このブログを始める前の2011年頃に今は亡きSS君と一緒に始めた釣り物で、当時はもの凄くハマって何度も通ったのだが、2012年以降は全体的な釣果が安定しておらず行っても撃沈を繰り返すので余り行かなくなっていた。
が、今年こそは間違い無いだろうとウキウキで準備を進めた。
船宿の釣果コメントを読んでると、がまかつの鈎が良いそうでサイズは1/0が推奨されていた。
超浅場を想定して15号と30号の錘も一緒に購入して準備万端。
ついでにダイワのサクサス仕様の鈎も購入。
鈎とハリスとサルカンを結ぶだけの簡単な仕掛けなので、事前に仕掛けは作らず現地で作る事にした。

4時に家を出て近所のすき家でチーズ牛丼中盛を食べてから忠彦丸には5:30に到着。
いつものように港の入り口で誘導しているのかと思いきや誰も居ないので船宿前まで移動。
なんでも誘導しているのは土日だけで平日はやっていないとの事。
そう言えば平日に来るのは初めてだったかも?
安田船長の船に乗ると、いつも決まって取る左前から3番目が残ってたのでゲット。
まだ5:30だと言うのに、もう満席に近い状態になっていた。(^_^;)

今回の釣行で、クーラーはビッグレジャー75SDLを持って行こうかと思ったけど

「混んでたら他の人の邪魔になるし、釣れなかったら恥ずかしい」

的な事を嫁さんに言われた。(汗)
まぁ、確かにいつも釣果はトップの半分くらいなので釣れても20~30本くらいかなぁ?とクーラーはフィクセル300にしたのだが、居るじゃないビッグレジャー75SDLを持って来てる人が。
しかもコマを追加で取り付けてあるので、

「すみません、やっぱりコマがあると便利ですか?」

と話し掛けてしばしビッグレジャー有る有る話に花を咲かせたw

そうこうしている内に受付がオープンしたので受付を済ませる。
ビッグレジャーの人は船宿特製仕掛けを購入していたので、自分も買おうかと思ったけど1セットで400円だったので躊躇した。(汗)

平日なのに大盛況なタチウオ船

船に荷物を運んで釣座をセットして仕掛けを作り出す。
最初はダイワの鈎を使って軸に糸を巻いたら糸とケンの隙間が殆ど無い状態になってしまい、こんなんで大丈夫なのかなぁ?と思いながらも2mで作成。
適当に時間を潰していると出船前のレクチャー開始。
自分も久しぶりなので参加 。

神対応の安田船長


安田船長のレクチャーを要約すると

フックについて


  1. パイプは付けない。
  2. 管に糸は結ばず軸に結ぶ。(管に結ぶとフックがフラフラしてフッキングしにくい)
  3. パイプ付きのパイプを外しても管に結んであるので意味が無い。
  4. 軸に結んだ時にケンとの隙間が無いフックは駄目。
  5. 最近のがまかつのフックはケンが下に付いてるので良い。
  6. 軸に結んだハリスはフックの懐側に持って来ると管がテコの役割をするのでフッキングしやすい。
  7. パイプ付きの仕掛けの人、自分で糸を結べない人は船宿特性仕掛けがオススメ。

ハリス長について


  1. 基本は2mだけど軟調のロッドの場合は1.5mくらいが良い。

ロッドについて


  1. シャクリやすい硬めの8:2調子くらいのカワハギ用みたいな感じのロッドが良い。

餌付けについて


  1. フックを刺す側の餌の端は真っ直ぐにトリミングすること。
  2. ケンがフックの背側に2つある場合は皮側から刺す。
  3. ケンがフックの前後にある場合は身側から刺す。
  4. 1刺し目は端から5mm程度。
  5. 2刺し目はケンの幅に合わせて刺す。
  6. 仕掛けを回収した時にアタリも無いのに餌がズレるような付け方は釣り以前の問題。

投入について


  1. 指示した棚より絶対に下に落とさないこと。
  2. 上から石を投げ入れるのと同じで魚が散るだけで四隅しか釣れなくなる。
  3. リールのカウンタでは無くラインのマーカーで水深を取ること。
  4. カウンタで1mの誤差があるだけで釣れなくなる。(実際にそういう人が居た)

誘い方について


  1. 冬場のようなソフトな誘いは駄目、ガシガシとシャクる。
  2. 基本的にルアーの方が釣れるが、パターンにハマれば餌の方が釣れる。
  3. シャクリはロッドをシャクリながら巻くか、シャクった後に戻す時に巻くかの2パターン。
  4. アタリを感じたら食い込むまで同じペースでシャクること。
  5. 指示棚を3往復して乗らない場合は餌チェック。


等など出船前に30分にも及ぶレクチャー。
マジで安田船長は神。

レクチャー後、早速仕掛けを作り直す。
がまかつの鈎でハリス長を1.5mに変更。
そんなに軟調なロッドでは無いが7:3調子で掛かると胴に入るゲームロッドなのでレクチャー通りに短めにした。

そうこうしている内に7:30に出船。

「浅場のポイントは水の匂いが悪いので行くつもりは無いので2号以下の人は60号、3号以上の人は80号を用意して下さい」

とアナウンスが有るも走ってる最中に

「まだ時間が早いので海保周りで様子見をするので錘を2号以下の人は30号、3号以上の人は40号に変更して下さい」

となり第二海保周辺へ。
開始早々に舳の人が掛けてたが、こっちにもキターーーー!!
と夏タチサイズをゲット。
1流し1投入くらいのペースでポイントを探る展開で

「あー、これ釣れない時のパターンやー」

とか思っていると2本目をゲット。
そして続けざまに3本目をゲットしようと海面から抜き上げた瞬間に空中リリース。。。orz
海保周辺を30分ほどやって見切りを付けて走水前のポイントへ。


夏タチらしい船団が形成されていて、そこかしこでタチウオが取り込まれてて期待度MAX。



よく見ると、かみやのタチ&アジのリレー船も来ている。
先週はマダコでお世話になりました。



8:50頃かな?ようやくポジションが決まって

「40mから30mまで探って下さい」

と釣り開始。
が、なんか他の人に比べて釣れ具合がオカシイ。(^_^;)

「釣れることは釣れるけどペースが悪い気がするなぁ」

と周辺を観察してみると、どうやらシャクリのペースが早すぎる模様。
ビシッとシャクって戻す時にハンドルを1回転でドンピシャでハマったようで入れ掛かり状態に。
リズム的には「いっち、に」の「いっち」でビシッとシャクリで「に」で巻く感じ。

そしてハリス切れを連発。
鈎サイズを上げれば良いのかも知れないが、がまかつの鈎は1/0しか持って来て無かった。(^_^;)
まぁ、逆に選択肢が少ない方が良かったのかも知れない。
いつも色々と準備しすぎてアレコレやって失敗しているので。(^^;)
あと切れたハリスに鈎を結ぶとハリス長が短くなり、それで釣れ具合が悪くなっても嫌だったので、都度新品のハリスで結んでキッチリと1.5mで作る。

指示棚を3往復してヒットしない時は大抵ハリス切れか餌ズレ。
餌だけを噛られたとか餌だけ無くなったと言うことは余り無かった。
シャクってると何となく重くなったかなぁ?と言う時は、そのまま誘い上げて指示棚上限まで来ても乗らない時はその場で数回シャクるかシェイクっぽい事をして巻くと乗って来ることが多かった。

途中から

「ノリのペースが悪くなったなぁ?」

と言う時はビシッ!ビシッ!と2回シャクった後に大きくシャクって軽く止めて戻しながらハンドルを2回転。
これが意外と良い感じで乗って来て、これで乗らない時は元の誘いに戻すなど3往復する間にも誘い方を変えて見たのも良かったのかも知れない。

ハリスチェック→餌付ける→投入→ラインの目印に注目→指示棚止める→シャクる→フッキング→電動オン→ラスト16m切ったらキーパーにセット→ラスト1mを手巻きしてロッドを立てて天秤掴む→魚を取り込む→鈎を外す→クーラーを開けて魚を入れる

この一連の動作を淡々と続けること4時間。
途中、シャクってる左腕は攣るわ、クーラーから脱走したタチウオを捕まえようと思わず胴体付近を掴んだら頭を振ったと思った瞬間にパクっと右肘の内側に噛み付かれてしまうわ、とトラブルも有ったけどクーラーの中身は、、、

これが
走水前に到着時
こうなった。(汗)
沖上がり時の集計後

これも限界突破Tシャツのご利益か?


終わって見ると54本で竿頭ゲット。
自分的にはバラシが3回、ハリス切れが6回有って鈎を結んでる時や、PEラインがサルカンに絡んでしまってチチワを作り直してる時とか、トラブってる間に周囲が釣ってるので、

「周りはどんだけ釣ってるんだよ!」

とか思って居たが逆に周りからは

「ハイペースで釣ってるなぁ」

とか思われたのだろうか?

特にタチウオに噛み付かれた時には

「ど、ど、ど、どーしよ!」

と、一人パニック。
指を突っ込んで口を開かせる事なんて出来るはずも無いし、無理に引っ張ると肉が裂けるだろうし、蛇に噛まれた時は無理に剥がしちゃダメだってのを何故か思い出していると少し冷静になった。
で、隣の人がタチウオをクーラーに入れる時に頭をハサミで切って落としてるのを思い出したのでハサミで頭をチョキチョキ切ってやって絶命した事を確認してから口を開いて外したが大流血の大惨事。
と思ったけどタチウオの血でした。(^_^;)
いや、まぁ、噛まれたところから出血はしてるので海水でジャバジャバと洗ってタオルで抑えて止血。
前歯が刺さってた辺りが少し腫れてたけど、暫くすると血が止まって何とかなった。(^_^;)
港に戻ってから水道水でもう1回洗ってから車に常備しているリンデロンVGを塗り塗り。
翌日、直径で3~4cmくらいの大痣が出来たけど痛みも無いので大丈夫そう。

色々と有ったけど釣れた理由はズバリ、出船前の船長のレクチャー。
これに尽きるかと。
流し変えの時、左隣の人に

「ハリス、めっちゃ切られません?自分は4回も切られましたよ」

なんて話し掛けたら

「いえ、自分は1回だけです」

って言うので、仕掛けを見たら出船前に使うな、と言われてたパイプ付きの仕掛けを使ってた(^_^;)。
誘い方もソフトな誘いで、あまり数が出て無かった模様。
もっとも釣りは数だけじゃ無いけどね。(^_^;)

釣ってる最中に船長から

「指示棚より2mも落としてる人が居るよ」
「もっとガシガシとシャクって」
「回収してアタリも無く餌がズレてたら釣り以前の問題だから」

と何度もアナウンスがあった。
出船前のレクチャーを聞いて無いのか、聞いても守る気が無いのか、守ってるつもりで出来てないのかは分からないが、折角釣らせてくれる船長の船に乗ってるんだから勿体無い。

釣果は上から

54・53・48・43・39・37・36・36・33・32・30・28・25・22・20・18・15

ラスト1分くらいで1本追加したのが効いて竿頭をゲット。
53本の人は出船前に桟橋で話し掛けたビッグレジャーの人でした。

安田船長のタチウオ半端無いって。
船長半端無いって。
ど素人にメッチャ釣らせるもん。

とLTアジよりも数が釣れてしまってる、と言う。(汗)

そして帰宅してクーラーを載せたまま近所を周回してタチウオを配って歩くも、ちっとも減った感が無い。(^_^;)
この動画を参考にひたすら捌きまくること32本。


数匹分は天ぷらに。


ふっわふわで美味しかった。

残りは、このレシピを参考に干物にした。
タチウオの干物(塩干し)
タチウオの干物(味醂干し)

こんな感じで仕上がりました。(焼く前)


塩干しは漬け時間45分にしたけど、小型が多いからか少し塩っぱく仕上がった。
味醂干しは2時間漬けたところ絶妙な仕上がりで激ウマ。

干物用のネットが中と大と2つ有るのだけど、魚が多すぎて1回では処理出来ず、翌日にも大量の味醂干しを作成。


もし次も行くことがあるなら、ビッグレジャーで出撃しよう。
と、大満足の釣行だった。
最終釣果はタチウオ54本、マアジ1匹。

最後に車が無いため学童の登校を徒歩で行ってくれた子供と嫁さんに感謝。


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