2017年4月20日木曜日

2017/4/20 恵一丸 イサキ

船宿:恵一丸(出船5:40沖上がり11:00)
船長:山田船長
ポイント:初島沖20〜27m
潮回り:小潮(干潮6:14満潮10:29)
天気: 晴れ
タックル:シマノ ライトゲームCI4 Type73 MH200 + 電動丸400C
仕掛け:PE1.5号 サニービシFL40号 セイカイコレクションLテンビンスリム 吹き流しイサキ仕掛け(自作ハリス3号6m3本鈎)

KH氏から
「4/19にどうですか?」
とお誘いを受けたが、4月から始めた子供のスイミングスクールの日と重なってたので
「始めたばかりで曜日変更は教室に馴染めないかも」
との結論に達し
「19日じゃ無くて20日じゃ駄目ですか?」
と調整をお願いしたところ、同行するS氏、KH氏の日程調整が上手くいっての釣行。
もっとも、当初予定の19日だったら強風で出船中止の憂き目にあってたので、やっぱりここ最近の凪男ぶりを発揮し、快晴、無風、波無しという凪倒れ模様となった釣行だった。(^_^;)

恵一丸のWebサイトや、他の人の釣行記からは解らない部分が多々あったので、事前に恵一丸に電話してある程度は根掘り葉掘り聞いたつもりだったが、実際に釣行してみると分かる事もある。

例えば、駐車場から船着場までは結構な距離があって集合の時はまだしも解散の時はクソ重たくなったクーラーを持って歩く事になるのでキャリーが必要になるとか。(^_^;)
# つか、そもそも軽トラで荷物だけ運んでくれても良さそうなモンだけど。。。

あとは船ベリがマグネット仕様になっていてキーパーも常設。
電源も船ベリの棚にタップが来てるので、キーパーおよび電源の持ち込みは不要。
但し、ロッドが細い場合のアジャスターは要持参。
氷はいくら使っても無料。
それと初島まで40〜50分との事だけど、燃料節約でチンタラ走ってるだけとか。(^_^;)
8台あるというベッドで移動中は寝ようと思ってたら全部のベッドが荷物置きに使われてて寝る事が出来ないとか。(^_^;)
恐らく船宿が無く、受付も無いのでレンタルタックルとか一式全部積んでると思われる。
乗船名簿の記入は無く、ライジャケ着用のお願いも無い。
領収証は言えば貰えた。

個人的には、今は亡き釣友のS氏(今回のS氏とは別人)が、若い時はこの福浦港に良く来てたそうで色々と珍エピソードを聞いてたせいか、あまりカルチャーショックは無かったかな?
だって聞いてた話が
「漁業の合間に乗せてやってる」
「片舷3人も乗ったら満員のボロ船」
「船長の口が悪い」
例えば
「あぁ〜あぁ、何やってんだよ、お客さん、入れてって言ったら直ぐ入れなきゃ」
「こっちは考えて船回してるんだからさ、ボサっとしてんじゃないよ」
「今更入れたって遅いんだよ、上げて上げて」
「もう1回、回すから次はチャンとやってくれよ」
「そんなんじゃ釣れねーよ」
とか兎角スパルタ式だったらしい。
でも何だかんだで釣らせようとしてくれる良い船長だったとも言っていた。

5:15集合との事なので4:00過ぎくらい着を目指して2:00起きの2:40出発で、圏央道〜小田原厚木道路、一般道から福浦港へ3:50に到着。(汗)
KH氏たちも4:00過ぎには到着して雑談をしながら準備をして船着き場へ。
これが思ってたよりも遠い。(^_^;)
船着き場に到着すると左舷側に並んで入るように指示されて、舳からKH氏、S氏、自分の順に並んで入った。
反対側は4名のお客さんが居た模様。

前述の通り、自分はキャビンのベッドで寝るつもりだったが塞がってたので空いてる場所でウトウトと仮眠。
船がやたらスロー走行しているのは分かっていた。
まぁ、こんなスロー走行して時間合わせするなら集合時間を遅らせて欲しいかな。
初島沖は協定で、仕掛けを投入出来る時間が決まってるそうで、今の時期だと6:30〜11:00まで。
実釣4:30で、乗船料1万、駐車場代1000円なのでコスパ的には宜しく無い。(^_^;)

出船前にKH氏が
「初めてなので色々と教えて下さい」
と船長に言うと簡単に教えてくれた。
「この釣りはタナが大事だから」
「タナは上から言うので20って言ったらクッションゴム+仕掛け分余計に落として1m巻いてコマセ振ってを3回やって指示したタナまで巻く」
「コマセは一摘み」
「沢山撒いたって潮がイッてれば魚も一緒にイッちゃうから少しだけ撒いてエサの取り合いをさせるんだよ」
以上、レクチャーお終い。(^_^;)

KH氏はコマセ釣りの経験が殆ど無いって言ったのに実釣の際にお手本を見せるでもアドバイスするでも無い完全放置状態。
いくら他の釣りは経験してたとしてもコマセ釣りの経験が無い人が、いきなり6mの長仕掛けなんて扱える訳が無い。
せめて1回は投入から取り込みまでの手際を実際にやってみせてやるべき。
操業中にやるのが無理だったら出船前に教えるとかすれば良いのに。(^_^;)
これが深場のキンメ釣りとかだったら投入出来ないまま沖上がりまであるんじゃ無いのかと思ってしまう。

Webサイトには『初心者大歓迎!釣り方教えます』とあるんだけどなぁ。。。
まぁ、こっちは数ある船宿から料金に見合ったサービスを受けられると思う船宿に行くだけなのだけど、船宿側も客を育てるって言う努力はした方が良いと思うんだけど。(^_^;)

さて、チンタラ走行して到着した初島沖。
初島の南側には熱海や網代、伊東の船、小さいプレジャーボートが密集していて、後から割って入る形になるので暫くポイント周辺をウロウロして漸くスターフィッシング。
「タナは27m」
との事で、34mまで落として1m撒いてコマセ振ってを3回やって27mでステイ。
全く当たらない。(^_^;)
すると
「20、20にして」
と言われたので巻き上げて20mに合わせて待ってると、先にKH氏の竿が曲がる。
次いで自分にもググンっと強烈な引き込みが来た。
一瞬、一家を狙ってみようと思ったが
「まずは1匹確実にキャッチだ」
と思い巻き上げると30cmオーバーのイサキをゲット。
その後も20mのタナで一時期入れ食い。
30cm前後のイサキが次々と釣れるが6匹ほど釣ったところでピタリとアタリが止まった。(汗)

それから先はまさに退屈地獄。
こまめに入れ替えて見るものの全く当たらない。
何も釣れないまま時間だけが経過していく中、突然、隣のS氏が立て続けにヒット。
聞くと27mまで落として25mで待っているとアタるとの事。
すかさずKH氏も25mのタナにして暫く待ったらアタりが出た。
それに続いて自分も25mに合わせた瞬間にヒット、何だこれwwwww
入れ替えた後、何度かタナを取り直してる最中に、やっぱり25mでヒット。
その後も25mのタナで食い込みまでは行かなかったけどアタリが出て回収すると、オキアミの頭だけ食われた痕があり、ヒットゾーンはやはり25m前後を確信していると
「上げて下さい」
とアナウンスがあり周辺をウロウロしてから元のポイントへ
「25m」
とアナウンス。
すると今度はS氏が27mでヒットwwww
船長の言うタナで全然当たらない。(^_^;)
他の船からは「28m」と言う声が聞こえて来たので自分も27m付近に合わせて我慢強く待ってるとアタリ。
もう何が正解なのかサッパリ解らない状態に。
10時前後くらいからエサ取りが多くなって2回ほどタナを取り直して回収すると確実にオキアミが無くなるようになった。
そして、またポイント探索でウロウロして元の場所に戻って
「27m」
完全に船長の指示が後追いになってますやん。(^_^;)
因みに釣果情報では、水深50mって出てたのでテキトー過ぎる性格の船長の模様。(^_^;)
自分とは合わないなぁ、と思った。
他の人の釣果ブログでも指示ダナではアタらず、1m下げたら釣れたとか言うのもあったので 、まぁ、終始そんな感じの船長なのかも。(^_^;)

自分の方は何とかツ抜けしたけど、S氏が9匹、KH氏が8匹と不完全燃焼な結果に。
S氏やKH氏は結構途中でのスッポ抜けがあったのが結果的に痛かった。
実際、自分も取り込んでからポロリと鈎から外れたのが2匹ほど居たので、食いが浅いと言うのもあったのかも知れない。(^_^;)

港に戻ってクソ重い荷物を担いで何とか有料駐車場まで戻ると、待ってましたとばかりに係員が来て駐車場代を徴収。
何処かで飯でもって話になったので目の前にある「みなと食堂」で昼食を取ったが、あまりの値段の高さに一瞬声を失った。(^_^;)
が、ここら近辺じゃ食べる場所なんて殆ど無いし、KH氏達と自分とでは帰る方角が違うので、ここで妥協するしか他に手は無かった。

感想と言うか、何というか。。。

事前に電話で聞いた時に
「うちは湘南や東京湾の船みたいに山盛りにしないよ」
との事で、それはそれでとても良い事だと思うけど、価格とサービス面では足元にも及ばない気がした。

つか、7名乗船で釣果が2〜12って事は、2って人は殆ど釣り初心者だったのだと思われる。
何しろベタ凪快晴無風で船酔いする要素は無しなのだから。
となると、釣れてない人をチェックしてアドバイスをするなりの事があっても良かったんじゃ無いかなぁ?
何しろ出船前から
「ここのところ厳しい状況だから」
と船長自身が言ってたのだから、朝の入れ掛かりに近い時合の時間帯にモタモタしているか釣れてない人に、上手に釣らさせてあげるのも船長の腕のうちだと思うんだが。。。
しかも潮回り的に午前中は干満の差が10cm程度で、チャンスタイムは8時前後、あとは60cm以上下がる12時以降って事は船長なら分かってるハズ。
だけど何としても釣らせてやるって気概は微塵も感じなかった。
そう言う意味ではちょっと残念な釣行だったが、新規開拓するのも悪く無い。(^_^;)
折角行ったのだから沢山釣りたいのは山々だけど、釣れないのも釣りのうち、と変に達観してしまった感もある、今日この頃。

まぁ、もし駐車場代込みで6000円前後だったら、この塩対応でもまた行っても良いかな。
あと探見丸装備なら尚良し。
福浦港の他の船では探見丸搭載船があるので2011年に就役した新造船で探見丸が無いのは寂しい。

4/21追記
同じ初島沖で釣りをしていた伊東の村正丸の釣果情報が
「イサキ 27~41cmが 7~26匹、ポイント移動後に良く釣れました」
との事。
周囲の船がドンドン居なくなって遠くの方で固まって釣ってたのは見てたけど、そっち方で操業する漁業権でも無かったのかなぁ?
なんか燃料代ケチって移動しないんじゃ無いかと思ってしまう。

誰かが言ってたと思うけど
「釣れるのは釣り人の腕前、釣れないのは船長の腕前」
成る程なぁ、と独り言ちたのであった。

しかしと言うか、やっぱりと言うか、コマセ釣りは待ちの釣り。
攻める場面は追い食いを狙うくらいで、やっぱり釣りは積極的にアタリを取って掛けて行く釣りの方が楽しい。
とKH氏と意気投合。
つか、アマダイ釣りが楽し過ぎた反動が来てるのかも知れない。(^_^;)
もっとも自分もKH氏も自作した仕掛けが大量に残ってるので、6月あたりに別の船宿からリベンジしようと密かに計画中。


刺し身がこ汚いのはご愛嬌。
何せ、初めて自分で捌いたので。(^_^;)






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