船長:久保田船長
ポイント:小田原沖75~105m
潮回り:大潮(満潮06:24干潮12:04満潮17:54)
天気: 晴れ
タックル:シマノ ライトゲームCI4 Type 73 MH200 + シマノ 09 電動丸400C
仕掛け: ライン PE1.5号、錘50号、40cm天秤、アマダイ仕掛け2m2本鈎(市販品)
KH氏に誘われての平日釣行。
初めての漁港だと勝手も分からず、現地集合時間が5:45との事だったので、5:15着を目指して家を出た。
我が家からだと圏央道〜東名厚木〜小田原厚木道路と言うルートで、ナビでは1時間弱での到着となっていた。
5:08くらいに早川港の近くのコンビニに到着。
トイレを拝借しつつ買い物をして時間を潰して5:30に坂口丸へ。
事前にストリートビューで調べておいたので違和感無く到着して受付を済ませた。
5:45過ぎにKH氏が到着したので2台で揃って港へ。
そそくさと準備をして乗船したのは第5坂口丸。
キャビンすら無い男前の船だった。(^_^;)
舳先から乗り降りするのも初めてで斬新だったが、艫の部分と舳の部分の座席が後付の板を渡してるだけで、船べりのところには物を置く棚も無い。
タナ取りが大事な釣りだと思ったので探見丸を持参したが、他の船には付いてるみたいだけど、この船には付いて無かった。(むしろ付いてたらビックリするレベル)
船べりも膝上くらいの位置だったので、波っけがあったら自分の場合は落水する可能性が大。(^_^;)
坂口丸のWebサイトで「ジャンボ船」とか書いてある理由が良く分かった。
恐らくジャンボ船は、いつも乗ってる船くらいのサイズなんだろうな、と。
実際、KH氏が前回乗った時は、もっと大きな船だったと言ってたし。(^_^;)
初めてのアマダイ釣りと言う事で、手持ちの道具で行けるかどうか前日に、昔なじみの釣具屋に行って相談した際に、ディギングの仕掛けが置いてあったので
「あー、これ最近、TVで見て興味あったんですよねー」
なんて話したら
「船長によってはNGな所もありますよ、何だかんだでお祭りが多いので」
「あと潮が速いと吹け上がってしまって釣りにならなくなる」
と教えて貰った。(^_^;)
それと
「小田原は割りと保守的だから新しい事はやりたがらない」
とも。
実際、事前学習で「LTアマダイ 釣り方」で見つけた動画では
「錘で底を小突いてからタナを取って…」
と有ったので、錘で底を小突いてたら船長から
「錘で小突くのは辞めた方が良い」
と言われた。(^_^;)
実際の釣りの方だけど、当日は快晴でほぼ無風、波無しで、山中湖に浮いてるのと大差無い感じで、むしろ遊覧船の曳き波で揺れる山中湖の方が波っけがあるレベル。
陽の当たる右舷側に居たせいで、途中から暑くなってレインウェアを脱いで防寒で着込んでたユニクロのウルトラライトダウンを抜いて、フリースネックも取って、フリースの内張りのニット帽からふつうのベースボールキャップに替えるくらいのポカポカ陽気。
真冬の釣りだと言うのに昨年の11月以降、毎回、天候に恵まれて寒い思いをしていないというラッキーぶり。
昨年の10月の大原釣行が、ここ直近では一番寒かった。(^_^;)
小田原あたりは岸を離れると急に深くなり港から5分くらいで水深100mになるとの事で、釣り始めは港の目の前の70mくらいのポイントからだった。
KH氏は自前のプレイズ3000にPE5号なので錘は80号、KH氏の連れのS氏はレンタルタックル。
自分は、PE1.5号を巻いた電動丸400Cをメイン、PE4号を巻いたフォースマスター1000をサブに持ち込んだが、ライトタックルでもノーマルタックルのKH氏たちと並んでOKとの事だったのでライトタックルを選択。
錘は船長の指示で50号。
流れが速い場合は60号での事だった。
ロッドはライトゲームCI4のType73 MH200とH200を持参。
どちらも一時期熱中したLTタチウオ用のタックルの転用で、天秤も錘もLTタチウオがそのまま使えた。
釣り開始直後は久しぶりに使うリールなので糸噛みが酷くスムースに仕掛けが落ちなかったが2回目からは問題無かった。
釣り方は事前にネットで調べておいた。
1.着底後、糸フケを取って底を1m切る。
2.暫く待ってアタリが無ければ、1mほどゆっくり誘い上げる。
3.誘い上げてアタリが無ければ、1mほどユックリ下げる。
4.これを数回繰り返して底を取り直す。
5.アタリがあったらユックリと合せる。
なんだ、合わせ以外は、いつもの一つテンヤとあまり変わらないじゃないか。(^_^;)
関西流らしいのだけど、錘で数回底を小突いて砂埃を起こしてやるのも有効との事だったので、それをやっていたら船長から止めた方が良いと言われた。
で、開始そうそうにブルブルとアタリがあったのでビックリ合わせをしてしまいフッキング成らず。(^_^;)
餌は配られたオキアミに、デッドストックになっていたエビシャキで締めてからアミノ酸αを振り掛けてみたが特に効果があったとは思えない。
何もしていないKH氏の方がアタリが多く、かつ多彩なゲストを次々とつり上げ本命のアマダイも8匹で竿頭に。
その他にも鬼カサゴやムシガレイ、アカボラやトラギスなど釣った魚の数の合計も一番だったと思われる。
船中5名中、最後まで本命のアマダイが釣れなかったが、何とか1匹目をゲット。
底を切ってモゾっと穂先が動いたので聞き上げたらグイっと穂先が入ったので、そのままユックリと竿を上げて巻き合わせ。
何となく、その前に釣ったムシガレイっぽい感じもしたのだけど、上がってきたは30cm弱のアマダイ。(嬉)
その後、同じように聞き上げた時にグイッと穂先が入ったが、これは根掛かりだった。
KH氏さんが
「根掛かりっぽいのは大物の可能性もありますよ」
と教えてくれたけど、これは間違いなく根掛かり。(^_^;)
なかなか仕掛けが切れずに悪戦苦闘していたらKH氏が手伝ってくれて何とか仕掛けの方が切れてくれた。(汗)
船の方は小まめ目にポイント移動を繰り返すので、微妙に落ち着かない感じではあるが、巣穴を作って生息しているらしい魚なので、そんな感じの釣り方になるのだろうと思った。
そして午後になり上げ潮が効き出したあたりの時間だったと思うが、聞き上げた時にまたもや穂先がグイっと入る感じで重みを感じたのでユックリと合わせたら何か根掛かりっぽい。(汗)
「また根掛かりしたかな?」
なんて言いながらリールを巻いたら巻けるじゃないですか。(嬉)
「あ、巻けるから違うかー」
なんて言ってるとKH氏さんが
「おめでとうございます、それは大物の証です」
と教えてくれた。
暫く手巻きで巻いてから電動のスイッチをオンにして速度は16でゆっくり目に巻き上げ。
50mくらいまで上がって来たところで魚が暴れだし、楽楽モードの巻き上げが止まりそうになる。
そして最後の20mくらいでも同じ感じで魚が暴れて巻き上げが止まりそうになった。
KH氏さんが
「もう、それは絶対にアマダイの大物です」
と言ってくれてタモを用意してくれた。
上がって来たのは45cmのアマダイ。
兎に角、デカく見えた。
その直後に左舷側の舳の人も同じくらいの大物を釣り上げた。
きっとペアだったんだろう。(^_^;)
しかし面白い事に、タモ入れとかは船長がやってくれず、釣り上げた後のサイズ測定と写真撮影だけと言う船だけで無く船長も男前だった。
と言うか、新幸丸が親切過ぎるので、それに慣れてしまったんだと思う。
そんなこんなで、同じような感じで25cmくらいのアマダイをもう1匹追加。
ラストまで頑張ったけど外道も多い釣りなので中々本命が釣れなかった印象。
もっともKH氏さんは外道もアマダイを沢山釣ってたので腕の差と手返しの差のような気がした。
KH氏はノーマルタックルの80号なので、同時に投入してもかなり速く着底する。
実際、着底後の最初のタナ取りでいきなりアマダイを掛けた事もあった。
こっちは、まだまだ着底していないのに、と言う状況。
それとプレイズと侮ってたが3000番ともなると電動丸400Cに比べて巻き上げ速度が速く同時に全速で巻き上げても、あちらが回収終わった段階で、こっちはまだ40mくらい残ってると言う状況だった。
で、今調べてみたら08プレイズ3000は200m/分、09電動丸400Cは155m/分なので体感通りの性能差だったので納得。(^_^;)
ロッドだが、穂先にビビっと明確なアタリが出たのは最初にビックリ合わせした時だけで、あとは穂先に出るアタリはモソとかスッと言った微妙なアタリの出方で、殆どが聞き上げた時に重くなるような感じだったので、もしかするとライトゲームCI4 Type73 MH200だと柔らか過ぎてアタリを消しちゃってたのかも知れない。
次回行く時は、H200の方を試してみようかと思う。
それとノーマルタックルと混在の場合、投入後の着底までの不利があるので、高くてもタングステンの錘にした方が良いかも。(^_^;)
いつもの釣りが一つテンヤなので、それに比べるとLTとはいえ50号の錘を使って1日中、リフト&フォールを繰り返すのはかなり疲れた。
ノーマルでやってたKH氏は平気そうな顔をしてたら、自分の体力の無さ加減がよく分かった。(汗)
釣り方は一つテンヤに似てるから、何年か前に宮本プロが紹介していた、一つテンヤタックルを使ったウルトラライトの方が疲れないと思うけど、お祭りを考えると高切れの可能性が大だし、根掛かりした時に天秤ごとロストしそうだから、市販仕掛けのハリス3号ではなく自作で2号が2.5号の仕掛けを作った方が無難かも知れない。
まぁ、もしまた平日に行く機会があって、人が少なかったら船長に確認して試してはみたいとは思う。
アマダイ3、ムシガレイ1、その他(カサゴ、トラギス、アカボラ、他)多数
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